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仮定法と直接法

仮定法とは?直接法との比較。
仮定法における動詞の過去形、過去分詞の使い分け。

要点

現実には起きなかった仮の話を伝える表現を仮定法と言う
反対に現実に起きたこと、起こりうる事は直接法と言う

現在から見た過去の仮定は動詞を過去形に変える
過去から見た更に過去の仮定は動詞を過去分詞に変える
仮定法のbe動詞に関しては文法問わずwereに変化する

仮定法とは?直接法との比較

英語では現実に起こり得る未来の「もしも」と、現実には起きなかった過去の「もしも」を使い分ける。

「現実に起きたこと、起こり得ること」を伝える表現は直接法と言う。
「現実には起きていない」仮の話を伝える表現を仮定法と言う。
[直接法]
We are geniuses. = 我々は天才だ。
[仮定法]
I wish we were geniuses. = 我々が天才だったらなあ。

仮定法の文法

仮定法には様々な文法があり、それが仮定法かどうか判断するのは難しい。
ただ必ず仮定法は動詞が過去形か過去分詞になる。
[1]
If
I
were
a hero, I would punch that boss. =
もし
私がヒーロー
だったなら
、あの上司を殴ってやるのに。
[2]
I wish
I
were
a hero, I would be popular. = 私がヒーロー
だったなら
、モテるのになあ。
上の2文は比較的分かり易い仮定法になる。
動詞が過去形なのに加えて、「If」や「wish」など置くことで明確に仮定法と示している。

また見ての通り、仮定法のbe動詞は文法に関係なくwereになる。
ただ口語では主語が単数であれば「was」を使っても間違いではない。

仮定法と助動詞の関係

仮定法では仮定条件と仮定上での行動に文が分かれていることが多い。
If I was a cat,
I would sleep all day
. =
もし私が猫だったなら、
一日中寝てるのに
上の例だと赤字部分が仮定条件、青字部分が仮定上での行動になる。

仮定上での行動では、多くの場合「would、could、might」のいずれかの 助動詞 が使われる。
仮定上での行動は100%想像の話なので、こうした推量を表す助動詞を使って文を表現する。

また仮定条件と仮定上での行動は前後を入れ替えることが可能となる。
I would sleep all day
if I was a cat.
=
一日中寝てるのに、
もし私が猫だったなら。

現在の仮定と過去の仮定

現在の仮定は動詞を過去形に、過去の仮定は動詞を過去完了にする。
[1]
If I
had
the money now, I
would eat
sushi. = もし今お金があれば寿司を食べたい。
[2]
If I
had seen
the news this morning, I
would have dressed
warmly. = もし今朝のニュースを見ていたら、厚着をしてたのに。
後半の仮定上での行動では、助動詞「would」が動詞の過去形を肩代わりしている。

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