関係詞とは?文を繋ぐ関係詞と先行詞の役割。
関係代名詞と関係副詞の違い。
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要点
関係詞とは?
関係詞は文と文を繋ぐ接着剤のような役割をする。
例えば「ピアノ」という接点を持った2つの文があったとする。
[1]
The woman played the
piano
. = その女性は
ピアノ
を弾いた。
[2]
The
piano
was old. = その
ピアノ
は古かった。
この2つの文は関係詞を使って次のように繋げられる。
[1]
The woman played the piano
that
was old.
= その女性が弾いたピアノは古かった。
[2]
The piano
that
the woman played was old.
= その女性が弾いたピアノは古かった。
このthatが関係詞となる。
関係詞の直前の語は先行詞と言い、ここでは「piano」がそれになる。
[1][2]で2パターンの例を出したが、両方ともほぼ同じ意味になる。
ただ文頭に関心が高いものを持ってくる英語の文化上、[1]は女性に関心が向いており、[2]はピアノに関心が向いていると言える。
関係代名詞と関係副詞
関係詞は関係代名詞と関係副詞に分類される。上のピアノの文は関係代名詞となる。
関係代名詞と関係詞副詞は、それぞれ使用される語が決まっている。
どれも「that」以外は、よく疑問詞としても使われる語になる。
先行詞と修飾する文によって、どの関係詞を使うべきかが変わってくる。
[1]
I met a friend
who
is a doctor.
= 私は医者である友人と会っていた。
[2]
I visited the company
where
my father works.
= 私は父親が働いている会社を訪問した。
ここでは、例えば[1]に「where」を使うのは適切でないし、[2]にwhoを使うのも適切でない。
[1]の文は「私は友人と会っていた。
それがどんな人かと言うと
医者である。」という意味が隠れている。
[2]の文は「私は会社を訪問した。
それがどんな所かと言うと
父親が働いている所である。」という意味が隠れている。
関係詞は元の疑問詞の意味から余り離れていない使われ方をする。
関係詞はその文に適切でない物がある一方、複数の選択肢がある場合もある。
例えば[1]の「who」は「that」に置き換えても良い。
[1]
I met a friend
that
is a doctor.
= 私は医者である友人と会っていた。
thatは先行詞の内容に関わらず汎用的に使える関係代名詞になる。