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受動態の応用、群動詞/形式主語/be動詞を使わない受動態

群動詞を使った受動態。形式主語を使った受動態。
be動詞を使わない受動態。

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要点

群動詞はそのまま1つの動詞として受動態にできる
「It + be動詞 + 過去分詞 + that」で形式主語の受動態となる
be動詞の代わりにgetを使う受動態がある

群動詞の受動態

群動詞は、その群動詞内の動詞を過去分詞にすることで受動態として使える。
[1]
Takashi
look after
Kiyoshi.

  
= タカシはキヨシの
世話をしている

[2]
Kiyoshi
is looked after
by Takashi.

  
= キヨシはタカシに
世話されている
[1]は能動態、[2]は[1]の文を受動態にしたもの。

英語では前置詞を2連続で置くことは、特定の文法でなければできない。
[2]の文では「after by」という前置詞が2連続で続いているが、ここでは「after」が群動詞の一部なので前置詞の扱いではなくなっている。

形式主語の受動態

広く「思われている」「知られている」などの表現する際に、「It + be動詞 + 過去分詞 + that」を文頭にした受動態を作ることがある。
[A1]
Everyone thinks taxes are too high. = 皆税金が高すぎると思っている。
[A2]
It is thought that
taxes are too high. = 税金は高すぎると
思われている

[B1]
They know that Takashi is a genius. = タカシは天才だと皆知っている。
[B2]
It is known that
Takashi is a genius. = タカシは天才だと
知られている

B1の「They」は特定の「彼ら」というよりは「世間」という意味に近い。
「Everyone」や「They」といった不特定の大衆を「It」で暗黙的に置き換えて受動態を作っている。

こうした暗黙的な置き換えに使う「It」を形式主語という。
この場合A2の真の主語は「taxes」、B2の真の主語は「Takashi」という扱いになる。

be動詞を使わない受動態

受動態は「be動詞 + 過去分詞」で表現するが、be動詞の代わりにgetを使うことがある。
[A1]
National character
is created
by history. = 国民性は歴史によって
作られている

[A2]
National character
get changed
by history. = 国民性は歴史によって
作られている

[B1]
Takashi's character
was transformed
by his friends. = タカシの性格は友人によって
変貌させられた

[B2]
Takashi's character
got transformed
by his friends. = タカシの性格は友人によって
変貌させられた


「get」が使えるのは「~になる」のような変化を表す時だけになる。
下の使用例は間違い。
Its taxes
are thought
too high by everyone. = その税金は高すぎると皆に
思われている

Its taxes
get thought
too high by everyone.

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