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様々な品詞に変化するto不定詞

様々な品詞に変化するto不定詞。
to不定詞の名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法。

関連ページ 参考ページ

要点

to不定詞は補語や主語、目的語の働きができる=to不定詞の名詞的用法
to不定詞は名詞に対して修飾語の働きができる=to不定詞の形容詞的用法
to不定詞は名詞以外の品詞や文に対して修飾語の働きができる=to不定詞の副詞的用法

to不定詞は原則まだ起きてないことを表すが、副詞的用法では稀にすでに起きたことを表す

to不定詞の名詞的用法

動詞をto不定詞にすることで、補語や主語、目的語の働きをさせる事ができる。
これをto不定詞の名詞的用法と言う。

to不定詞には形容詞的用法もあって、かつ補語になることが可能な品詞は名詞と形容詞の2つがあるので頭が混乱しやすい。
to不定詞に限って言えば、補語として扱った場合それは名詞的用法で確定となる。

主語になるto不定詞

to不定詞は文頭に持ってくることが出来る。
To improve
the world is our duty.

= 世界を
良くすること
は我々の義務だ。
英語で文頭に来るのは主語なので「To improve」は主語と言える。

文頭に形式主語を作り、後ろに真の主語としてto不定詞を使う表現もある。
It
was hard
to improve
the world.

= 世界を
良くすること
は困難だ。
文頭「It(それ)」は主語ではあるが、直後に「それ」が「to improve」であることを示している。

補語になるto不定詞


Our duty is
to improve
the world.

= 我々の義務は世界を
良くすること
だ。
上の文はbe動詞を挟んで「Our duty = to improve」が成り立っている。
主語は「Our duty」なので「to improve」はSVC文型のC(補語)にあたる。

英語の補語は、品詞で言うと名詞か形容詞になる。
to不定詞は名詞にも形容詞にもなるので混乱するが、こうしたSVC文型のto不定詞は名詞扱いになる。

目的語になるto不定詞

他動詞の後ろには目的語が必要になるが、to不定詞はこの目的語になれる。
We study
to improve
the world.

= 私たちは世界を
良くするために
学んでいる。

to不定詞の形容詞的用法

動詞をto不定詞にすることで、名詞に対する修飾語の働きができる。
これをto不定詞の形容詞的用法と言う。

形容詞化されたto不定詞から見て、修飾先の名詞が目的語になるパターンと主語となるパターンがある。

修飾先の名詞がto不定詞の目的語となる


I have a company
to rebuild
. =
再建したい
会社がある。
形容詞化したto不定詞をいったんただの動詞に戻して見てみる。
「rebuild」を実行するのは「I」で、その対象は「company」なのが分かる。

「to rebuild」にとって「campany」は目的語と言える。

修飾先の名詞がto不定詞の主語となる


I love sports
to make
health. = 健康を
作ってくれる
スポーツが好きだ。
ここでもいったんただの動詞に戻して見てみる。
「make」を実行するのは「sports」で、その対象は「health」になっている。

「to make」にとって「sports」は主語と言える。

to不定詞の副詞的用法

動詞をto不定詞にすることで、名詞以外の品詞や文に対する修飾語の働きができる。
これをto不定詞の副詞的用法と言う。
to不定詞は原則まだ起きてないことを表すが、副詞的用法では稀にすでに起きたことを表す。

副詞化したto不定詞には、翻訳に4つのパターンがありえる。
どのパターンも文法自体は違いが少なく、文脈から判断する必要がある。

目的を表す


[1]
I go
to play
tennis tommorow. = 私は明日テニスを遊び
に行く

[2]
I train tennis hard
to win
. = 私は
勝つために
一生懸命テニスを練習している。
[1]の文では、「go」という動詞に対してto不定詞が修飾している。
「遊び(のため)に行く」という意味になる。

[2]の文では、「I train tennis hard」という文全体をto不定詞が修飾している。

結果を表す


[1]
I woke up
to realize
snowing. = 目が覚める
雪が降っているのに
気付いた

[2]
I was watching the news
to find
my son was interviewed. = ニュースを見て
いたら
インタビューを受けている息子を
見つけた
[1]の文は目が覚めた「結果」、雪が降ってると気づいている。
もしこのto不定詞を目的として解釈した場合、「雪が降っていると気づくために私は目覚めた」となり、意味が通らない。
[2]の文もニュースを見た「結果」息子を見つけている。

前半の主節部分から思いがけない話を展開するときに、この結果を表すto不定詞を使うことが多い。

感情の原因を表す


I'm nervous
to have
a test. = テストが
あるので
緊張している。
上の文では、目的でも結果でもなく感情の原因にto不定詞を使っている。
この用法は感情を表す形容詞や動詞とto不定詞が結びつくので、判別しやすい。

判断の根拠を表す


He is so smart
to solve
that problem. = あの問題を
解決するとは
、彼はとても頭が良い。
この用法は、人物評価をした後にその理由を示すのに使われることが多い。

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