助動詞を使った受動態。否定文、疑問文での受動態。
進行形、完了形での受動態。
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要点
「主語 + be動詞 + not + 過去分詞」で受動態の否定文になる
「be動詞 + 主語 + 過去分詞」で受動態の疑問文になる
「主語 + 助動詞 + be + 過去分詞」で助動詞を使った受動態になる
「主語 + 助動詞 + not be + 過去分詞」で助動詞を使った受動態の否定文になる
「助動詞 + 主語 + be + 過去分詞」で助動詞を使った受動態の疑問文になる
「主語 + be動詞 + being + 過去分詞」で進行形の受動態になる
「主語 + (have/has/had) + being + 過去分詞」で完了形の受動態になる
助動詞を使った受動態
受動態
は
助動詞
と組み合わせることができる。
形は「助動詞 + be + 過去分詞」となる。
The game
will be canceled
due to rain. = そのゲームは雨によって
中止になるだろう
。
That car
may be released
next year. = その車は来年
発売されるかもしれない
。
否定文、疑問文での受動態
受動態は否定文にできる。
形は「be動詞 + not + 過去分詞」となる。
The car
is not made
by Toyota. = その車はトヨタに
作られたものではない
。
助動詞と組み合わせると形が変わり「助動詞 + not be + 過去分詞」になる。
He
will not be hated
by others. = 彼は他人から
憎まれることはないだろう
。
「never」のような否定語、「hardly」のような準否定語は「not」と置き換える事ができる。
He
will never be hated
by others. = 彼は他人から
憎まれることは決してないだろう
。
He
will hardly be hated
by others. = 彼は他人から
憎まれることはほとんどないだろう
。
受動態は疑問文にできる。
形は「be動詞 + 主語 + 過去分詞」となる。
Was
that building
demolished
? = あのビルは
取り壊されたのですか
?
助動詞と組み合わせると形が変わり「助動詞 + 主語 + be + 過去分詞」になる。
Will
that building
be demolished
? = あのビルは
取り壊されるのですか
?
疑問詞を使う場合2パターンの文法がある。
疑問詞自体が主語になる場合、「疑問詞 + be動詞 + 過去分詞」の形になる。
疑問詞とは別に主語がある場合、「疑問詞 + be動詞 + 主語 + 過去分詞」の形になる。
Who was the victim
of the incident? =
誰が
その事件の
被害にあったのですか
?
When was the chair made
? = この椅子は
いつ作られたのですか
?
進行形、完了形での受動態
受動態は進行形と組み合わせることができる。
形は「be動詞 + being + 過去分詞」となる。
The book
is being reviewed
by critics. = その本は評論家に
レビューされている所だ
。
The town
is being received
government assistance. = その町は政府の援助を
受けている所だ
。
受動態は
完了形
と組み合わせることができる。
形は「(have/has/had) + being + 過去分詞」となる。
have/has/hadの部分は、通常の完了形と同じルールで切り替わる。
Crabs
have been eaten
by humans. = カニは人間に
食べられてきた
。
That cat
has been loved
by the family. = その猫は家族に
愛されてきた
。
Carriages
had been used
as a means of transportation. = 馬車は移動手段として
使われていた
。
完了形は日本語では明示的に訳すことが少ないので、普通の受動態との差が分かりにくい。
ニュアンスとしては「食べられ(続け)てきた」「愛され(続け)てきた」「使われ(続け)ていた」となる。