要点
句は2語以上から構成され、主語と動詞のセットが含まれない部分のこと
節は2語以上から構成され、主語と動詞のセットが含まれる部分のこと
英文の語と10種類の品詞
語とは英文の最小単位。語は文中の働きによって10種類の品詞に分けられる。
The
man
with
beard
shouted
fast,
"Liar!".
= その髭の男は早口で「嘘つき!」と叫んだ。
概ね日本語の品詞にも存在するものばかりとなる。
ただ冠詞に関しては類似するものが日本語に無い。
前置詞は日本語でいうと助詞が近いものの、前置詞の方が活用の範囲が広い。
1つの語は複数の品詞を兼ね備えている場合がとても多い。
例えばhomeには「家」という意味と「我が家へ」という意味がある。
「家」の意味で使う場合は名詞に、「我が家へ」の意味で使う場合は副詞か形容詞となる。
ほとんど同じ意味でも修飾先が異なると品詞が変化する場合もある。
上の例ではfastが主語(人物)を修飾してるので、fastは形容詞になる。
He
speaks
fast.
= 彼は速く喋る。
上の例ではfastが動作を修飾してるので、fastは副詞になる。
句と節
句と節は2語以上の連続した語の塊のこと。
句の成立条件は節より緩いので、塊としては句の方が頻出しやすい。
2語以上が1つの品詞となり、中に主語+述語動詞を含まないものを句と言う。
句はあくまで補足情報で、単体では文章として成り立ちにくい。
I lived in Tokyo
with my friend
. = 私は
友達と
東京に住んでいた。
青文字部分はlivedの情報を補足する1塊の品詞の働きをしている。
またその中に主語+述語動詞の形が含まれていないため、この部分は句と言える。
主語+述語動詞が含まれないということは、単体で見ると「with my friend = (私の)友達と」になり文章として成り立っていない。
2語以上が1つの品詞となり、中に主語+述語動詞を含むものを節と言う。
I had many friends
when I lived in Tokyo
. = 私は
東京に住んでいた時
友達が沢山いた。
青文字部分はhadの情報を補足する1塊の品詞の働きをしている。
さらにその中に主語+述語動詞の形が含まれているので、節と言える。
節の中に「I lived in Tokyo = 私は東京に住んでいた」とあり、単体で文になっている。
節とは、ある独立した文章が他の文章を補足してるとも言える。