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アルファベットと記号について

英語の書き文字アルファベットと記号について。大文字と小文字の使い分け。

参考ページ
日本語で使う文字は漢字、カタカナ、ひらがなの3種類あるが、英語ではアルファベットの1種類のみなる。
このアルファベットの解説。

要点

英語を記すための文字をアルファベットと言う
アルファベットは大文字と小文字に分かれる
発音は一緒でも、文として記すときは明確に大文字と小文字を書き分ける必要がある

アルファベット

アルファベットの種類

英語を記すための文字をアルファベットと言い、アルファベットには大文字と小文字という概念がある。
大文字、小文字はそれぞれ26種類ずつ存在する。
大文字

ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ
小文字

abcdefghijklmnopqrstuvwxyz
大文字と小文字は必ず1対となっていて、それぞれ発音が全く一緒となる。
Aとaは「エイ」で発音が同じだし、Bとbも発音が一緒、最後のZとzに至るまでこの法則は変わらない。
大文字と小文字の使い分けは下の方で解説する。

下は動画はYoutubeにあったアルファベットの全音の発音集。

以下それぞれの発音をカタカナ表記した表になる。一部カタカナではどうしても表現できない音がある。
A, a
: エイ
B, b
: ビー
C, c
: シー
D, d
: ディー
E, e
: イー

F, f
: エッf ※後半の「f」は日本語の「フ」の最初の方でブツ切る感じ。のどは震わせず、空気が唇から抜けていくだけ。
G, g
: ジー
H, h
: エイチ
I, i
: アイ
J, j
: ジェイ
K, k
: ケイ

L, l
: エゥル ※前半の「エ」は口角を上げて明るめに、後半の「ル」は舌は巻かずに前歯付近に舌先を軽く打ち付ける。
M, m
: エンムッ
N, n
: エンヌッ
O, o
: オウ
P, p
: ピー
Q, q
: キュー

R, r
: アーr ※後半の「r」は日本語には無い発音で、舌を巻き喉を萎めて音をくぐもらせる。発音というより音を消していく声法。
S, s
: エッs ※後半の「s」は日本語の「ス」の最初の方でブツ切る感じ。のどは震わせず、空気が前歯から抜けていくだけ。
T, t
: ティー
U, u
: ユー
V, v
: ヴィー
W, w
: ダブリュー
X, x
: エックス

Y, y
: ワーイ
Z, z
: ズィー


アルファベット単体では上記の発音で良いが、これを単語として繋げていくと千差万別に発音が変化する。
この辺りが英語の習得の難しい所。
A
nd
:
エァ
ンドゥ
A
lso
:
ゥソゥ

特殊な記号

アルファベットには含まれないが英語の文中でよく使われる記号がある。
. (ピリオド)
: 日本語の。と同じ。文の終わりに使う。
, (カンマ)
: 日本語の、と同じ。文中の一区切りに使う。
' (アポストロフィ/シングルクォート)
: 文の省略に使ったり、日本語の「」と同じ意味で使う。
" (ダブルクォート)
: 日本語の「」と同じ意味で使う。
ピリオドとカンマは日本語の。や、と全く同じ感覚なので、あまり説明の必要がない。

' は文中での使い方によってアポストロフィと呼ばれたりシングルクォートと呼ばれたりする。
元々アポスロトフィとシングルクォートは別の記号を使っていたが、次第に同一視されて同じ記号を使うようになったらしい。

文を省略する時、つまり省略符として使う時はアポストロフィと呼ぶ。
I
'
m fine, thank you. = まぁまぁいけてます、ありがとう。
上の文ではI am(アイアム)がI'm(アィム)と省略されている。
一方で文中で人間の会話や手紙の中身を表現する時、つまり引用符として使う時はシングルクォートと呼ぶ。
You said
'
I'm sorry
'
yesterday. = 君は昨日「ごめんなさい」と言った。

"(ダブルクォート)も ' と同様に引用符として使う。使い分けに関しては特になくて個人の感性による。
You said
"
I'm sorry
"
yesterday. = 君は昨日「ごめんなさい」と言った。

自分の確認した中ではヘミングウェイは引用符として " を使っていた。
コナン・ドイル(シャーロック・ホームズの著者)は " と ' を複雑に使い分けていた。
シャーロック・ホームズでは会話の中の過去の会話をよく使っていて、「会話」は「'」、「会話の中の過去の会話」は「"」で表現している。
一般的な傾向としては会話は " を使う方が多いかもしれない。

大文字と小文字の使い分け

大文字と小文字で発音は全く一緒でも、文字として記すときに厳密に使い分ける必要がある。
以下はそのルールの一覧。

文頭の大文字

英語の特徴として、文頭が必ず大文字になるというルールがある。
H
e is hero in his country.
W
e are proud of him. = 彼は母国ではヒーローだ。私たちは彼を誇りに思う。
h
e is hero in his country.
w
e are proud of him.
見ての通り、文の始まり、もしくは「.(ピリオド)」で区切った直後の文字は大文字になる。

主語「I」の大文字

「私」を表す主語の「I」は、文中どこでもあっても大文字になる。
You and
I
are about the same age.
18世紀以前は文中の「私」は「i」として綴られていたが、あまりに見づらいので次第に大文字に変化していったらしい。

固有名詞の大文字

人物名や国/街の名前、商品名などは、文中どこであっても単語の最初1文字が大文字になる。
こういったモノを固有名詞と言い、多くの人がその名詞を聞いた時に、特定の一つのモノを想像できる場合がこのカテゴリになる。
I'm
R
yoma
S
akamoto. = 私は坂本竜馬だ。
I'm in
J
apan. = 私は日本出身です。
It's
P
lay
S
tation. = これがPlay Stationです。

たとえばこれが「私は男です」「これはペンです」とかなると、ふわっとしていて特定できないので固有名詞ではない。

名詞の最初を大文字にすると固有名詞というとルールから、小文字と大文字では少し印象が変わってくることがある。
[1]
I believe in
g
od. = 私は神を信じている。
[2]
I believe in
G
od. = 私は神を信じている。
両方とも「神」と言ってるが、[1]の神は特定できない事を暗示してるので、仏教の神やギリシャ神話の神の可能性も否定できない。
一方で[2]の方は、固有名詞である事を明示してるので、一般的にキリスト教の神という印象を与える。

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