助動詞mustのコアイメージと使い方。推測/義務を表す助動詞must。
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要点
mustのコアイメージは「これしかないモノが迫ってくる」
mustは文法と文脈によって推測/義務の意味に分かれる
推測のmust
mustは文に「~に違いない」という意味を足す。
The Hokusai painting
must
be real. = この北斎の絵は本物に
違いない
。
mustの確信度は100%で、推測を表す助動詞の中で最も高い。
推測のmustの否定文は存在しない。
「~のはずがない」という文を表現するにはcan'tを使う。
Aliens must not exist.
Aliens
can't
exist. = エイリアンが存在する
はずがない
。
義務のmust
mustは文に「~しなければならない」という義務の意味を足す。
I
must
pass the University of Tokyo. = 私は東大に合格
しなければならない
。
mustは話し手の主観からなる義務を表す。
一方似たような意味のhave toは法則や社会ルール上の義務を表す。
mustは現在時制しか表現できないので、過去のことを表現するにはhad toを使うしかない。
未来の表現には、強い意思を意味するwillで代替えする。
I
had to
pass the University of Tokyo. = 私は東大に合格
しなければならなかった
。
I
'll
pass the University of Tokyo. = 私は
(絶対に)
東大に合格
するだろう
。 = 私は東大に合格
しなければならないだろう
。
またYou must ~から始まる文は相手に義務を促す文になるが、転じて何かを強くお勧めする文にもなる。
You
must
listen to the music of the Beatles. = ぜひビートルズの音楽を聴く
べきだよ
。
ただ押しつけがましい表現ではあるので親しい間柄でのみ使う。
mustの否定文は禁止の意味になる。
I
must not
go to an F-rank college. = 私はFランク大学に行っては
ならない
。
疑問文では相手に義務の有無を問う文章になる。
Must
I save my money? = 私はお金を貯め
なくてはならないでしょうか
?