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助動詞could

couldの使い方。能力/推測/推奨/依頼/提案を表す助動詞could。
丁寧表現にもなるcould。

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要点

couldはcanの過去形
過去形ではあるが過去とは関係ないただの丁寧表現になることがある

couldのコアイメージは時間的、もしくは心理的に距離をとったcan
couldは文法と文脈によって能力/推測/許可/依頼/提案の意味に分かれる
couldは全体的に礼儀正しく控えめなイメージ

推測のcouldの確信度はかなり低く、助動詞の中で最低

能力と推測は文によってどちらにも取れることがあり差が曖昧、グラデーションになっている。

能力のcould

過去の表現

能力のcouldは文に「~することができた」という意味を足す。
現在もできるかどうかは含みがあり曖昧となる。
Takashi
could
usechopsticks well. = タカシは上手に箸を使う
ことができた


否定文にすれば逆になり、「~することができなかった」という意味になる。
現在もできないかどうかは含みがあり曖昧となる。
またcould notはcouldn'tと短縮することができる。
Takashi
could not
use chopsticks well. = タカシは上手に箸を使う
ことができなかった

Takashi
couldn't
use chopsticks well. = タカシは上手に箸を使う
ことができなかった

丁寧表現

疑問文の時、couldはcanより控えめで丁寧な表現になる。
これは心理的にワンクッション相手と距離を置いているため。時間的な距離感は消失し、過去の意味はない。
Can
you speak english? = あなたは英語を喋る
ことができる

Could
you speak english? = あなたは英語を喋る
ことができますか

文脈によって過去の時間軸のことか丁寧表現なのか難しい状況があるので、明確に相手の過去の能力を問いたい時はbe able toの過去形を使う。
Were
you
able to
speak english? = あなたは英語を
喋ることが出来ましたか

推測のcould

推測のcouldは文に「~かもしれない」という意味を足す。canと比べるとかなり控えめな印象になる。
Anyone
could
become rich. = 誰でもお金持ちになれる
かもしれないと思う

推測のcouldの確信度は10%ぐらいとかなり低く、推測を表す助動詞の中で最低となる。

否定文では「~ではないかもしれない」という意味になる。
Drinking
couldn't
kill you. = 飲酒が君を殺す事は
ないかもしれないと思う

仮定法過去の表現

推測のcouldにはもう一つ仮定法という文法が存在する。
これは現実の結果とは違う、もしもの過去の話を表現する。
If I had tried, I
could
have gotten into Tokyo University. = 私は頑張れば東大に入れた
だろう
現実とは違うことを強調するため、仮定法ではifやI wishが使われることが多い。

推奨のcould

推奨のcouldは文に「~してはどうでしょうか(しても良いですよ)」という意味を足す。
同じ文でcanを使うとやや上から目線になるが、couldはマイルドになっている。
You
can
have lunch. = あなたはランチを食べて
も良い

You
could
have lunch. = ランチを食べて
はどうでしょうか

依頼のcould

依頼のcouldは「~しても良いですか?」もしくは「~していただけませんか?」という意味になる。
canより間接的で控えめな印象を与える。
Could
I use your PC? = あなたのPCを使っても
良いですか

Could
you use our PC? = 我々のPCを使って
いただけませんか

元から丁寧なcouldの依頼文だが、possiblyを使うと更に丁寧な表現になる。
Could
I
possibly
use your PC? = あなたのPCを使っても
よろしいでしょうか

提案のcan

依頼のcouldとほぼ同じ用法で、「~してきましょうか?」という提案を表すことがある。
Could
I go to buy our food. = 食べ物を買って
きましょうか

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