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現在分詞と過去分詞

分詞とは?動名詞との比較。
能動的な現在分詞と受動的な過去分詞について

関連ページ 参考URL

要点

分詞は動詞を形容詞化し、文中の補語/修飾語になることができる
分詞は現在分詞と過去分詞に分かれる

現在分詞は能動的な分詞のことで、現在の時間軸は関係ない
過去分詞は受動的な分詞のことで、過去の時間軸は関係ない
現在分詞は「動詞の原形+ing」の形で表す
過去分詞は動詞によって複雑に変化する

現在分詞は現在進行形の構成要素の一部でもある
過去分詞は完了形や受動態の構成要素の一部でもある

分詞の概要

分詞とは動詞を形容詞化した語のこと。
名詞の状態を形容するのに使うのが形容詞だが、分詞を使えば通常の英文より簡潔な表現ができる。
[1]
The man was smiling. = その男は微笑んでいた。
[2]
The
smiling
man. = その
笑顔の
男。

2つの文が合体しているような長い文章では、その効果がより顕著になる。
[1]
The man swung his bat, he was smiling.

= その男はバッドを振りかざした、彼は微笑んでいた。
[2]
The
smiling
man swung his bat.

= その
笑顔
の男はバットを振りかざした。

分詞には現在分詞と過去分詞の2タイプある。
上の文で使われているのは現在分詞で、「動詞の原形+ing」の形を使う。
形だけ見ると 動名詞 と全く同じになる。

動名詞と現在分詞の違いは、文の中での活用の違いにある。
動名詞は動詞を名詞化したもので、文中で主語/目的語/補語の役割を持つ。
現在分詞は動詞を形容詞化したもので、文中で名詞に対する修飾語の役割を持つ。
もしくは現在進行形のように主語に対する補語となる。

過去分詞の形は動詞の過去形と全く同じものと、独自の変化を見せるものがある。
原形
過去形
過去分詞

be
was/were
been

build
built
built

catch
caught
caught

drink
drank
drunk

特に法則はなく変化は丸暗記するしかない。

現在分詞について

現在分詞とあるが現在の時間軸とは何も関係がない。
現在分詞とは能動的な表現で使う分詞のこと。つまり「影響を与える側」の立場に立った表現に使う。
[1]
Tanaka
is cleaning
the garden. = 田中は庭を
掃除している

[2]
The
cleaning
guy is Tanaka. = その
清掃
員(
掃除する
男)は田中です。
[1]は現在分詞は現在進行形文のパーツでもある。

過去分詞について

過去分詞とあるが過去の時間軸とは何も関係がない。
過去分詞とは受動的な表現で使う分詞のこと。つまり「影響を受ける側」の立場に立った表現に使う。
[1]
The garden
is cleaned
by Tanaka. = その庭は田中に
掃除されている

[2]
The
cleaned
garden is perfect. = その
掃除された
庭は完璧だ。
[1]は過去分詞は受動態文のパーツでもある。直後ではなく直前の名詞を修飾している。

受動的な表現ではないが、下記のように過去分詞は 完了形 のパーツとしても使われる。
I
have been
a gambling addiction. = 私は
(ずっと)
ギャンブル依存症
です

I
had drunk
the wine until yesterday. = 昨日まで
(習慣的に)
そのワインを
飲んでいた

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