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現在形なのに現在完了形っぽくなる文

現在形なのに現在完了形っぽくなる文について。
動詞自体が過去に言及するものと、neverとeverの副詞について。

関連ページ 参考URL
現在完了形 は過去におきた事柄が今現在まで色濃く影響を残しているときに使う。
こうした文は現在形の文章でも作られることがある。

要点

選択する動詞によってはただの現在形でも現在完了形とほぼ同じ意味になる
neverもしくはeverの副詞を使うと現在完了形っぽくなる

現在完了形っぽい現在形について

継続を表す現在形の文

現在完了形の使い方の1つにに過去から今現在までの継続がある。
動詞が 状態動詞 で、目線が過去に向かっている場合、現在形でも同じような内容を示す。
He
remembers
the incident from five years ago. = 彼はその5年前の事件を
覚えている

I
know
you are idiot. = 君が馬鹿なのは
知ってるよ

remember(覚えている)は現在形の状態動詞だが、何を覚えているかと言うと、必ずその内容は過去に向かっている。
過去から今現在までその「覚えている」状態が継続しているため、実質現在完了形と大差がない。
know(知っている)もまた、知っている内容は必ず過去のことを指している。

一方目線が未来に向かっていたり、過去からの時間の繋がりが薄いものは現在完了形っぽくならない。下がその比較。
I
hope
our team wins. = 我々のチームが勝つことを
望む

I
think
he made a mistake in stocks. = 彼は株で失敗したと
思う
hope(望む)に関しては、かなり分かりやすく過去の時間との繋がりを全く感じない。
むしろ未来の話をしている。

2番目に関しては「彼が株で失敗した」ことは過去の話だが、主語の私が「思った」のは現在付近の話になる。
文脈からは過去から継続して思い続けていたかどうかは判断ができない。

経験を表す現在形の文

現在完了形の使い方の1つに反復があり、経験や習慣を表すことがある。

現在形でも似たような表現が可能で、具体的には副詞のneverもしくはeverを使うと簡単にその文章が経験を表す文になる。
基本的に文を強調したい時に使い、neverは否定の経験を、everは肯定の経験を表す。
I don't think he is idiot
never
. = 彼が馬鹿だと思ったことは
一度もない
よ。
This movie is most beautiful
ever
. = この映画は
これまでで
最も美しいです。

ただnever/ever自体は、経験以外にも様々な用法があるので注意。
I would
never
lie to you. = 私が君に嘘をつくことは
絶対にない
だろう。
He's
ever
cool. = 彼は
いつも
クールだよ。

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