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助動詞can

canの使い方。能力/推測/許可/依頼/提案を表す助動詞can。

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要点

canのコアイメージは話し手が思う「根拠に基づいた可能性」
canは文法と文脈によって能力/推測/許可/依頼/提案の意味に分かれる
canは全体的にフランクなイメージ

推測のcanの確信度は50%くらい

能力と推測は文によってどちらにも取れることがあり差が曖昧、グラデーションになっている。

能力のcan

canは動詞に対して「~出来る」の意味を足せる。
Cats
can move
their internal organs. = 猫は内臓を
動かすことが出来る


否定文にすると「~出来ない」という意味に変化する。またcan notはcan'tと省略できる。
Takashi
can't use
chopsticks well. = タカシは上手く箸を
使えない


疑問文にすると「~出来ますか?」という意味に変化する。
Can
you
speak
english? = あなたは英語を
喋れますか
参考書によっては、能力のcanの疑問文は「相手の能力を問う」ことになり失礼で、無難に「Do you ~」から続けた方が失礼がないとされている。
ただネイティブによるとこの説は完全な間違いで、別に「Can you ~」は失礼ではない。

またcanの否定文では、can notでもcan'tでもなくcannotと表記することがある。
これはビジネスメールなどフォーマルな場面でたまに使われる。スペルミスではない。

推測のcan

canは文に対して「ありうる」の意味を足せる。
Anyone
can become
rich. = 誰でもお金持ちに
なりうる

推測のcanの確信度は意外に低く50%となる。
また次ページで紹介するcouldと比べると、canは「理論的にはありうる」というニュアンスを含む。

推測のcanは否定文だと確信度が上がる。
Anyone
can't become
rich. = 誰でもお金持ちに
なれるわけがない

推測のcanで疑問文のときは、強い疑問や不信感を表す。
Can
your class
resolve
this problem. = あなたのクラスはこの問題を
解決出来るの

つまり上の文で話者は問題を解決できないと思っている。

本質的には、能力のcanも推測のcanも大きな違いはない。日本語として違和感ないように修正しているだけとも取れる。
誰でもお金持ちに
なりうる
。= 誰でもお金持ちに
(なろうと思えば)なることが出来る

許可のcan

canは文に対して「~しても良い」という意味を足す。
You
can eat
lunch. = 君はランチを
食べても良い

肯定文が許可であるのに対し、否定文は意味が強くなって禁止になる。
You
can't eat
lunch. = 君はランチを
食べては駄目だ


これも本質的には能力のcanと同じになる。
君はランチを食べても
良い
。 = 君はランチを
(食べようと思えば)食べれる事が出来る

依頼のcan

疑問文のcanでは、文に対して「~しても良い?」という意味を足せる。
やや友達に話しかけるようなフランクな表現。
Can
you
tell
me about your country? = あなたの国を私に
教えてくれる

本質的には能力のcanと同じになる。
あなたの国を私に
教えてくれない
? = あなたの国を私に
(やろうと思えば)教えることが出来ます

提案のcan

依頼のcanとほぼ同じ用法で、「~してこようか?」という提案を表すことがある。
Can
I go to buy our food. = 食べ物を買って
こようか

また慣用表現として、Can I have ~で「~をくれます?」という意味になる。
Can I have
a pen? = ペン
をくれます
?

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