文法助動詞(第一助動詞)とは?単なる文法パーツとしての助動詞。
文法助動詞の使い方。
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要点
文法助動詞とは単なる文法上のパーツとしての助動詞のこと
文法助動詞の単語は、文法構造によっては助動詞ではなく本動詞として扱われる

文法助動詞とは
文法助動詞
とは
の中の分類で、別名第一助動詞ともいいます。
これと連なる形で、
法助動詞
、別名第二助動詞という助動詞の分類もあります。
文法助動詞は、それ自体に意味はなく、
単に英語表現上の文法のパーツとして使われる助動詞のこと
です。
具体的には次の3つのことを言います。
: 進行形や
の表現に使われます。
: 平叙文の強調表現、または否定文・疑問文の表現に使われます。
: 完了形の表現で使われます。
これら3つの単語は文法助動詞ではありますが、文の構造によっては本動詞として分類されます。
つまり文法助動詞とは単語に結び付く概念ではなく、あくまで
その時々の文法上の活用をカテゴライズしたもの
になります。

文法助動詞 be
文法助動詞beは、現在進行形・未来進行形・過去進行形の文で使われます。
He
is
playing tennis. = 彼はテニスを遊んでいる
最中だ
。
I
am
going to New York. = 私はニューヨークに行く
予定
だ。
I
was
reading the book when the phone rang. = 電話が鳴ったとき私は本を読んでる
最中だった
。
二番目の
表現は文法助動詞でもあり、
でもあります。
文法助動詞beは、受動態の文で使われます。
Sam
was
shocked by Mary's behavior. = サムはマリーの振る舞いにショックを
受けた
。
次のように
「です/ます」、「居る」のような表現は助動詞ではなく本動詞のbeに分類されます。
He
is
a doctor. = 彼は医者
です
。
I
am
in my office. = 私はオフィスに
居ます
。

文法助動詞 do
文法助動詞doは、本動詞の直前に置くことで平叙文では強調表現になります。
I
did
work 200 hours this month! = 今月は200時間も働いたよ!
日本語には訳しづらいですが、一生懸命「働いた」ことをとにかく強調しています。
文法助動詞のdoは、本動詞の直前にnotと組み合わせて置くことで否定文の表現になります。
I
don't
work today. = 今日は働か
ない
です。
文法助動詞のdoは、文頭に置くことで疑問文の表現になります。
Do
you speak english? = 英語を話せ
ますか
?
次のように
「する」を表すdoは助動詞ではなく本動詞に分類されます。
I'll
do
this work by tomorrow. = 明日までにこの仕事を
やります
。

文法助動詞 have
文法助動詞のhaveは、現在完了や過去完了の表現に使われます。
I
have
studied English. = 私は
(今現在もずっと)
英語を勉強しています。
I
had
lived in Tokyo last year. = 私は去年まで東京に
(ずっと)
住んでいました。
次のように
「持っている」や「食べる」を表すhaveは助動詞ではなく本動詞に分類されます。
I
have
good friends. = 私は良い友達を
持っている
。
I
had
a break fast alredy. = 既に朝食は
食べたよ
。
は本動詞として見る見方と、
として見る見方があります。
I
have to
study English. = 私は英語を勉強
しなければならない
。