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英文は長くなればなるほど、どの文がどの文を修飾しているのか日本人には分かり辛くなっていく。
このとき語/句/説で英文を分解する方法は、読解する際の便利なツールになる。
語/句/説は、①の品詞や②の文系要素と比べると、もう少しマクロ的な分解方法。
要点
句は2語以上から構成され、主語と動詞のセットが含まれない部分のこと
節は2語以上から構成され、主語と動詞のセットが含まれる部分のこと
語/句/説
英文は「語/句/説」に切り分けて考えると、特に長文において理解がしやすくなる。
別の視点で英文を「主語/述語動詞/目的語/補語/修飾語」に分解する方法もあるが、ちょっと長くなるので次ページで解説する。
比較すると語/句/説は、長い英文を理解する時に便利な分解の仕方になる。
下の例文のように、文中でどんな品詞を使おうと、語/句/説の概念で見ると1単語はどれも「語」というカテゴリになる。
2語以上が1つの品詞となり、中に主語+述語動詞を含まないものを句と言う。
句はあくまで補足情報で、単体では文章として成り立ちにくい。
I lived in Tokyo
with my friend
. = 私は
友達と
東京に住んでいた。
青文字部分はlivedの情報を補足する1塊の品詞の働きをしている。
またその中に主語+述語動詞の形が含まれていないため、この部分は句と言える。
主語+述語動詞が含まれないということは、単体で見ると「with my friend = (私の)友達と」になり文章として成り立っていない。
2語以上が1つの品詞となり、中に主語+述語動詞を含むものを節と言う。
I had many friends
when I lived in Tokyo
. = 私は
東京に住んでいた時
友達が沢山いた。
青文字部分はhadの情報を補足する1塊の品詞の働きをしている。
さらにその中に主語+述語動詞の形が含まれているので、節と言える。
節の中に「I lived in Tokyo = 私は東京に住んでいた」とあり、単体で文になっている。
節とは、ある独立した文章が他の文章を補足してるとも言える。