準助動詞とは?平叙文/否定文/疑問文の準助動詞の使い方。
一貫したルールが薄い準助動詞。
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要点
準助動詞は個性多用で一貫したルールのようなものは薄い
※準助動詞に対して、canやwillなど普通の助動詞を
法助動詞
と呼ぶことがある。
準助動詞とは?
助動詞
と同様に、
準助動詞は熟語動詞に対して感情や機能を追加します。
一部の過去形の助動詞は、過去の時間軸が関係ない丁寧表現のことがあります。
これに対し
過去形の準助動詞は単なる過去の表現で丁寧表現にはなりません
。
さらに助動詞と明確に違う点は、
それが2語以上の熟語となっていることです
。
2語以上の組み合わせで発生する概念なため、英語の
10種の品詞
には含まれていません。
下は順助動詞の一例。
He
is able to
swim. = 彼は泳ぐ
ことが出来る
。
Is
he
able to
swim? = 彼は泳ぐ
ことが出来ますか
?
I
used to
drink coffee. =
(今は違うものの)昔はよく
コーヒーを飲ん
だものだった
。
Did you
use to
drink coffee? =
(今は違うものの)昔はよく
コーヒーを飲ん
でいましたか
?
また上のわずかな例文を見ただけで分かる通り、
準助動詞は助動詞のような一貫としたルールが薄いです
。
否定文や疑問文にするとき、準助動詞それぞれで法則が結構違います。
とはいえ、準助動詞はだいたい2パターンに大別できます。
これはbe動詞が含まれる準助動詞とそれ以外の準助動詞となります。下は一例。
この2パターンから否定文や疑問文を作る時の法則はだいたい想像できます。
準助動詞の様々な使い方
助動詞同様に、
準助動詞によって修飾された動詞は原形化します
。
He
drinks
coffee. = 彼はコーヒーを飲む。
He
is able to drink
coffee. = 彼はコーヒーを飲める。
上の例の通り、修飾される動詞の三単現のsは準助動詞によって消え去っています。
準助動詞がbe動詞を使っていない場合、準助動詞の中の動詞に3単元のsが乗り移ります。
He
drinks
coffee. = 彼はコーヒーを飲む。
He
has to drink
coffee. = 彼はコーヒーを飲む必要がある。
これらの法則は、単純にtoの直後にくる動詞が不定詞として原型化するためとも言えます。
ただしhave(has, had) betterに関しては、toを使っていないにも関わらず続く動詞が原型化します。
Your friend
has better drink
the wine. = 君のお友達はそのワインを飲んだ方が身のためだぞ。
元の動詞が過去形であった場合、準助動詞の中の動詞かbe動詞がその過去の役割を肩代わりします。
He
drank
coffee. = 彼はコーヒーを飲んだ。
He
was able to drink
coffee. = 彼はコーヒーを飲めた。
否定文の時は、be動詞を含む準助動詞はそのbe動詞の直後にnotを挟みます。
He
is going to
run. = 彼は走る
つもりだ
。
He
isn't going to
run. = 彼は走る
つもりはない
。
be動詞を含まない準助動詞はdoを使います。
この際、準助動詞に三単現のsがある場合、もしくは準助動詞が過去形である場合はdoがそれを肩代わりします。
He
has to
run. = 彼は走る
べきだ
。
He
doesn't have to
run. = 彼は走る
必要はない
。
He
had to
run. = 彼は走る
べきだった
。
He
didn't have to
run. = 彼は走る
必要はなかった
。
ought toは特殊で、be動詞が入っていないのにdon't/doesn't/didn'tを使いません。
notがoughtの後ろに入ります。
He
ought to
run. = 彼は走る
べきだ
。
He
ought not to
run. = 彼は走る
必要はない
。
had betterもまた特殊。be動詞が入っていないのにdon't/doesn't/didn'tを使いません。
notがbetterの後ろに入ります。
You
had better
run. = お前走
った方が身のためだぞ(威嚇)
。
You
had better not
run. = お前走
らない方が身のためだぞ(威嚇)
。
疑問文では、be動詞を含む準助動詞の場合はbe動詞が準助動詞から分離されて文頭にきます。
He
is going to
run. = 彼は走る
つもりだ
。
Is
He
going to
run? = 彼は走る
つもりですか
?
be動詞を含まない準助動詞はdoを使います。
この際、準助動詞に三単現のsがある場合、もしくは準助動詞が過去形である場合はdoがそれを肩代わりします。
He
has to
run. = 彼は走る
べきだ
。
Does
he
have to
run? = 彼は走る
べきですか
?
He
had to
run. = 彼は走る
べきだった
。
Did
he
have to
run? = 彼は走る
べきでしたか
?
ought toは特殊で、be動詞は入っていないがdoを使いません。oughtが文頭にきます。
He
ought to
run. = 彼は走る
べきだ
。
Ought
he
to run
? = 彼は走る
べきですか
?
had betterも特殊でdoを使わずhadが文頭にきます。
I
had better
run. = 私は走
った方が良い(強い自戒)
。
Had
I
better
run? = 私は走
った方がいいですか
?